【手帳・書くこと】に関する本

メモは自己分析を深めるためのツール。「メモの魔力」がすごい!!

chicoです。

SHOWROOM社長、前田裕二さんの著書「メモの魔力」が12月24日に発売になりました!!

自己分析のための質問1000問が巻末に付いているらしい、と事前に聞いて、
発売前からわくわく。

chico
chico
こんなに発売を待ちわびた新刊はなかったかもしれない・・

 

さっそく手に入れて一気に読んで、質問に答え始めているのですが、
この本があまりに良すぎる・・・!!

 

今年になってCITTA手帳を使い始めた影響か、
“自分がやりたいこと”“自分の夢”などについて考える機会が多くなりました。

あわせて読みたい
私がCITTA手帳を使い続けられている理由chicoです。 2018年7月からCITTA手帳を使い始めました。 まだ使い始めてから3か月くらいなのです...

夢ややりたいことをはっきりさせるためには、
まず自分について知らなければ!と思い、
自己分析をテーマにした本を何冊か買ってみたりもしました。
そういった本には、例えば

Q.あなたの長所を3つあげてください

Q. 人から言われていちばん嬉しかった言葉は?

Q. これまでの人生でいちばん後悔していることは?

などの質問が並んでいます。

 

でも、単に質問に答えるだけではそこから深まる感じはないなぁと
なんとなく感じていたのですが、
それを解消してくれたのがこの本「メモの魔力」でした!!

思考を深めて、さらにはその先の行動にまでつなげていくための
メモ術についてこの本ではあますことなく紹介されています。

いやー、メモの概念をすっかり覆されました。

今回の記事では、そのメモ術について簡単な紹介と、
私が感じるメモの可能性について書いてみたいと思います。

メモには2種類ある

前田さんによるとメモには2種類あるそうです。

1つは、「記録のためのメモ」。セミナーなどで聞いたことを書きとったり、思いついたことや見聞きしたおもしろそうなことを忘れないように書いておいたり。
いわゆる備忘録。

私の持つメモのイメージもまさにこれでした。

ですが、メモの底力は別のところにあると前田さんは言います。

前田さんが言う2つ目のメモ。
それは「知的生産のためのメモ」

起きたことや見聞きしたことを書き写すだけでなく、さらにそこから自分の力で新しいアイデアを生み出すこと。
この過程こそがメモであると。

たしかに、事実をそのまま書き写すだけなら機械にもできるかもしれません。

その一歩先、その事実から曖昧な感覚や概念を抽出し、それを言語化して
さらにその先の新しいアイデアの創出や行動につなげていくこと。
これは、人にしかできないですよね。

そう考えると、本を読みながらだんだんワクワクしてきました。

 

前田さん流メモの取り方

本の中では、前田さん流のメモの取り方が、
実例を交えて紹介されています。

ノートは見開きで使い、左側にファクト
右側のページの左半分に抽象化した要素、右半分に実際のアクションにつなげるための転用の要素について書きます。

 

こんなイメージ。

chico
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ちなみにこのノートは、小田桐あさぎさんという方が作られた前田メモメソッド用のオリジナルノート!!

あさぎさんのブログで販売されてます!

 

①インプットした「ファクト」をもとに、
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
③自らのアクションに「転用」する

これが、前田さん流メモ術のエッセンス。

抽象化とは、具体的な事例の本質を考えること。
いわゆる普通のメモでは、事実(ファクト)を書き留めるところで
終わってしまいがちですが、
さらにそこから抽象化と転用を行うことで思考を深めていく

 

この手法は自己分析だけでなく、
日常生活で見聞きしたことでも行うことができます(自分が好きなものの共通点を考えて抽象化する、とか本や映画から得た感想を抽象化してみる、とか)。

詳しい書き方は、本に紹介されているのでぜひ読んでみてください。
具体例もたくさんあって、読んでいるうちに自分でもノートを開いて
実際に書いてみたくなってきます^^

メモは自己分析を深めるためのツール

前田さん流のメモの取り方を使って、さっそく巻末の自己分析1000問に取り組み始めました。
夢や性格、仕事や趣味など、自分についてのありとあらゆることを
幼少期からさかのぼって現在まで
徹底的に思い出しながら考えられる内容になっています。
(くどいですが、詳細はぜひ本を読んでみてほしい!!笑)

 

まずしょっぱなの1問目が
”なぜ1000問に答えるのか、その目的は?”

chico
chico
こんな質問から始まる自己分析本、今までみたことない!

(そもそも1000問も質問がある自己分析本なんて、あるの??)

この質問に対する私なりのファクトは、
◎自分について知りたい
人生の軸は?これからやりたいことは?
自分ってどんな人間?過去を掘り下げてみたい…などなど

これを抽象化してみると、
●自分と向き合う

さらにそれをアクションに転用して、
★自己分析のための時間を意識的に作る

という感じになりました。

質問に対する答え(ファクト)は1つじゃないので、
出てきたファクトそれぞれに対し、抽象化→転用のステップを踏んでいきます。

こんな調子でやっていたら、1問解くのにものすごーく時間がかかる(20-30分くらいかかりました)のですが、
その分思考するので、自分に向き合って掘り下げている感じがすごい。

これを1000問やりきったら
自分について相当考えることになるし、
しかも考えるだけではなく、次にとるべき行動のヒントも得られるので
絶対成長できると思う!!

もしかしたら、今まで蓋をしていた感情や記憶、
自分の嫌な部分とも向き合わなくちゃいけないこともあるかもしれない。
それを乗り越えるかどうかは別にしても、
自分というもの全てを見つめなおすことで、
得られるものは多いのではないかと思う。

そして、自分が人生で大切にしているものは何なのか
ということも見えてくるのではないかな、と。

そうすれば、大事な決断で迷うことも減るだろうし、
もっともっと人生を楽しくできるのではないかな。

そんな期待を胸に、
たとえ時間がかかったとしても、やり遂げたいと思います。

 

「メモの魔力」はこんな人におすすめ

以上、この本の魅力をアツく語ってしまいましたが、
「メモの魔力」はこんな人におすすめです。

 ・自分のことをもっと知りたい人
・やりたいことや課題があるけど、その解決策を模索中の人
・書くことが好きな人
・毎日をもっと楽しみたい人

前田さん流のメモ術を使うことで、
自己分析はもちろんですが、
日常のありとあらゆることがアイデアの源泉となり得ると思ったら、
今まで意識しなかったような小さなことも、宝物のように見えてくるかもしれません。
そう思ったら、ますます毎日が楽しくなりそうですよね♪

2018年最後のこの時期に、この本に出会えて本当によかったなと思っています。
まずは1000問の質問に答えきって、
メモの魔力をもっともっと感じたい!